2014/12/24

こどもは風の子おとなは火の子


子供の頃、準備運動の中の膝回しの動きを「こんな軟弱な動きは必要ねえ」となめていた私も、今じゃその意義がしっかりわかる年齢になりました。すぐ膝にきます。
とりあえずは体重を落とし筋肉をつけ、来年こそは風の子に、いや風神になりたい。
メリークリスマス。



2014/11/06

岩手ツアー

もう二週間も経っちゃったけど。
先月末、恒例の「漫画家が岩手を応援するツアー」で岩手へ。
おなじみの皆さんに会えるというんで、もはや親戚の家に遊びに行く気分であるが。

津波被害の大きかった陸前高田では、かさ上げ工事の土砂運搬用ベルトコンベアが街に出現していた。
夢の中の建造物のように巨大。
各地見渡すと、復興に向かって進んでいるところと、変わる気配のないところと混在して見える。
人の思いも事情も様々だろう、一つの目標に向かうのはとても大変なのだよなあ。
と唸りつつ、児童施設や仮設の集会所で似顔絵を描いたり子供たちと一緒にお絵かきしたり。

いつもお世話になっている箱崎のお宅では、今回、漁師さんに船に乗せてもらった。
素晴らしい開放感で興奮して滑り出したけれど、気づくと顎が痛くなるくらい全身で踏ん張っていた。
そして船酔い。
手擦りをとらえる自分の手の心もとなさに引き換え、「最初は酔ったよ」と事もなげに船べりに立つ漁師さんの逞しさよ。
陸へ上がれば先ほどの船酔いが嘘のように、地元のおばちゃん達の手料理や捕れたての海の幸など本当にたくさんたくさんご馳走になる。

 盛岡では朝市に行ってひっつみを食べ、漬物などつまみぐい。
もりおか町家物語館の胡桃ソフトも美味しかったな。
そうだ、陸前高田の八木澤商店でもしょうゆソフトを食べたんだ。美味しかった。
帰りにじゃじゃ麺も食べた。お土産に買って家の人にも食べさせた。

結局岩手へ行くと、美味しい美味しいってそればっかり。
でも昔ながらの美味しいものが食べ継がれていたり、新しい味を試行錯誤で作り出したりって素晴らしいなあと思う。
その美味しいものを皆で笑ってお腹いっぱい食べるって、なんて幸せなことなんだろうかなあ。

2014/08/26

銅版画!

今日は待ちに待った銅版画ワークショップに参加。
漫画家森泉岳土ご夫妻もご一緒で、わいわい楽しく、削ったり、浸したり、待ったり、拭いたり、摺ったり。


銅版画を教わるのは何度目かだけれど覚えが悪いんで新鮮。
色んな人の絵も見れてとても楽しい。
月二回くらいでこういうの、続けられたらいいのにな。
プレス機ほしいな。 



2014/08/06

ゆか、思い出の箱

昨日は実家にて、エアコンのない部屋の押入れの片付け。
何でこんな暑い日にわざわざ?
と疑問を抱けないくらいボーッとしながらの作業だったのだが、押入れの奥の奥に母の字で「ゆか 思い出」と書いてある箱を見つけ、カッと目を見開く。
興奮気味で開けると、確かにゆか、思い出の箱であった。

小3夏休みの自由研究の草花のスケッチや、濁点の付き方がおかしい日記、陶酔の詩、出だしだけやたらと気合の入った冒険小説まで出てきた。(夢オチ)
恥ずかしいと思いつつ読みだしたら色々とまらない。

中でも最高の「ゆか 思い出」は、小5の終わりに東京から栃木へ転校した時にクラスメイト全員が書いてくれた私宛の手紙、というか作文集だな。
一人当たり原稿用紙1枚から3枚、イラスト、ポエムあり。これはとても貴重だ。

「運動会の徒競走の時に2位から4位になって悲しかった時に、そっと励ましてくれてありがとう。」
など感謝の辞から、
「私、実は仲間はずれみたいだったから、砧公園に誘ってもらってうれしかったんだ。←仲間はずれっていうのは絶対ひみつだよ。」
など、当時のクラス内の人間関係やそれによる胸中など、小5という生き物が生々しくそこにある。

 上記のような 「ひみつ」「ないしょ」は結構あった。
去ってしまう人間になら皆正直になれたのだろう。
某君がゆかちゃんのこと好きだったんだよ、など今更の余計なお世話もあった。
ちなみにその某君は手紙の中で私のことを「君」と呼んでいた。
 「君がいなくなってさみしくなります」と。本当今更ぐっときた。

今の勤務先の図書館でも小5の女の子の恋の話などよく聞くけれど、そうだよね、私もこの頃ちょうど大人になっていくところだったんだよね、と何とも甘酸っぱいような気持ちに浸っていた。
 しかしある友達からの手紙の追伸で手が止まる。

「ゆかちゃんと校庭でやってたゴリラごっこがもうできないと思うととてもさみしいです。」

小5の女子がゴリラごっこ。
ムツゴロウさんに憧れていた私のことだ。さぞかしクオリティの高いゴリラだったであろう。
そんな私を好きでいてくれた矢部くん、ありがとう、お元気ですか?


2014/07/17

二人乗り


今日二人乗りするおばあさんたちを見た。
こんな光景見たことないと思うんだけど、昔見たような、夢で見たような、とても懐かしい気持ちになった。
いつかの自分のような気もする。
私は絶対後ろに乗るおばあさん。
必死でペダルを踏むのは誰かな、性別を超越した夫か、姉か、友人か。
二人乗りなんて危ないよなんて野暮なこと、言わないで、と願った夕方のこと。

2014/06/25

動悸


どんな気分かって答えようもないけれど、何となくそわそわしている。
絵を描くのをもっと楽しいと思えるようになるためにもっと描いていきたいなと思う。
私、まだこんなところにいるんだわ。

2014/06/14

ゆったり泳ぐ

今日の小学校での読み聞かせは、もうすぐプール開きということでテーマが「水泳」との指定あり。
急遽だったので大慌てで本探し。

選んだのはたまたま手に取った『じんべえざめ』(新宮晋/文化出版局)、
泳ぐのが苦手で水面をバシャバシャするしかできない私は、青いページの中を雄大に泳ぐじんべいざめに一目で魅せられてしまった。

その関連で紹介した本数冊。
 『サメ、真実の世界』(フレーベル館)
 『いわしくん』(菅原たくや/文化出版局)
 『およぐ』(なかのひろたか/福音館書店)

「でかい」とか「怖い」とか「水族館で見た」「俺は泳ぎうまい」などなど、楽しんでくれていた様子。
どんどん泳いでどんどん本を読んでほしいなあ。
私はどんどん温泉に入るよ。


2014/04/15

マンガ「オスカーは毛並みのいい馬」

コミックビーム5月号に読切「オスカーは毛並みのいい馬」が掲載されています。
その名の通り、馬のお話。小さい馬の。
読んでいただけたら嬉しいです。

今、続きをこっそり描いています。へへへ


2014/04/07

『ふたりは世界一!』

偕成社より今月上旬刊行の児童書『ふたりは世界一!』(アンドレス・バルバ/作、宇野和美/訳)の挿絵を描かせていただきました。(詳しくはこちらを)


世界一 の記録を作ることにとりつかれた謎の男の呪いをとくために、小さな男の子フワニートと大きな女の子ベロニカが新記録を作る旅に出るお話!
と、この説明では謎が深まるばかりでしょう。
いやしかし、本当これ面白いお話なんです。

挿絵を描く前に読ませて頂いたのですが、私、まず主人公が小さい男の子と大きな女の子っていうんで心を鷲掴みにされました。
こりゃあこの二人、恋をするんじゃないか、とわくわくしながら夢中で読みましたねえ。
お話を書かれたのはスペインの作家さんなのですが、さすがスペイン!と唸りました。勝手に。

登場人物も様々で、紙の人やら、


井戸底に住む小人が出てきたり、


人間ピラミッドしたり、海の水を飲みまくったり、人の毛を刈ってみたり、羊が空を飛んだり、


とぶっとんでいて、まあ愉快!
挿絵を描き終えるのが寂しかったなあ。
ずうっとこの物語の中にいたいなあと思って描きました。

一応小学3、4年生向きとなっていますが、高学年の子にも薦めたいと思うし、70越えの私の母も読んで興奮しておりましたんで、幅広く多くの人に読んでいただけたらと思います。
とにかく楽しいお話!
これ読んだらみんな元気になるんだから!

2014/01/15

「たぬきのでんしゃ」



読み聞かせ絵本雑誌「おひさま」(小学館)にて短いお話を描かせていただきました。
2014年2/3月号のふろくえほんの中の一つ、「たぬきのでんしゃ」です。
化けるのが大好きな子ダヌキ四兄弟のお話、迷路もついています。

「おひさま」は本当にお話が盛りだくさんで、大人の私でもとっても楽しい!
ぜひご覧になってくださいませ!


2014/01/09

年賀

大晦日。
毎年恒例、夫婦で私の方の実家に帰省。今年は豪華なお節を戴いたので、お重が合わせて五段。一台しかないテレビのチャンネルを静かに争いながら、早々にお節で一杯やる。
私と母が席を外している間に、紅白の有働さんのドレス姿を見て父が「裸か?裸か?」としきりに照れていたと、深夜、夫から報告を受ける。 父が元気になってよかったとしみじみ思う。

元旦。
相変わらずの寝正月。母のクロスワードの解答が面白いんで笑っていたら、夫が「どうやって解くの」と聞く。クロスワードの解き方を知らないのだそうだ。
夜遅くまで両親とも仲良しの私の友人が来ていて、その間人見知りの夫は奥の間で一人じっとしていた。

二日。
朝起きたら母が駆け寄ってきて、昨晩は私の夫を独りにして可哀想な事をしたと泣く。激しい。激しく、可愛い。
いつも通り二日に東京へ戻ると言ってあったが、コートを着込むと一気に両親の顔に緊張が走るので、コートを着たままでしばらく炬燵にあたる。
昔、母と一緒に祖父母の家へ行った帰り、母が老いた両親に見送られ実家を後にする時、「これが最後かもしれないと思っているのがわかる」と言って泣きながら私の手をひいたのを毎度思い出す。

帰宅後は、編集長のお宅へ伺って手料理をご馳走になったり、アメリカから帰省中の義姉と義父の墓参りに行ったり、義母が捻挫をしたり。
と思っていたら、骨折だったと今日判明。
と、こんな新年でございます。

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
とにかく健康でありますように。
皆さまも、私も。


クロスワードを解けない夫、と私