2012/12/02

断捨離の鬼

断捨離の鬼がやってきて家を片付けてくれた。
アメリカに住む夫の姉。
厳密に言うと片付けたのは我々(私と母)で、姉は「これはいるのか、いらんのか」と無駄に言い訳をする我々の尻を叩いたのであるが。
大変ありがたいことで、何年も放置していたスプレーやらローションやらが随分片付いた。
中身出すのに呼吸困難に陥りながら。

姉が、家で一番物の溢れる私の部屋に入ったときは一瞬無言になったな。
物が多すぎて鬼の声も届かない部屋だぜ、私の部屋は。
でも尻を叩かれるのと、普段誰も入らない部屋に人が来たのとで興奮した私は、片付けるふりをしながらUMAのフィギュア「カエル人間」やイチゴのついた針金などを自慢したりして始終にやけていた。
結局私の部屋からゴミ箱行きになったのは何枚かの紙だったな。本についてたカバーとかの。
鬼も諦めたことだろう。



 
夫と私がただの古本屋の店長とバイトだった十数年前、「姉がアメリカへ行くんだ」と言うのを聞いて、「この人は友達もいないのにお姉さんが遠くへ行ってしまって可哀そうだな」と思って「私と付き合えばいい」と思った。
そしてそのひと月後に私が迫って付き合いだしたので、姉とは一緒に暮らしたことはない。
年に一度も会わないのだから、しばらくはかなりぎこちなかったと思うし、帰ってくるのもキツかったろうと思う。
でも時間とはすごいもので、十数年経った今、姉を見送る時に泣いてしまうんだ、私は。
日本よりアメリカが合ってるという姉、楽しいのが一番だからいいんだけどさ。
でもやっぱり早くネコ連れて帰ってくればいいのになと思う。