2012/06/27

無謀な自意識

仕事の移動で渋谷原宿間を独り歩きながら色々と思い出す。

21、2才の私は、ブランド物に限らず、名前の記された物を身に着けることを極端に嫌っていた。
気に入っていた店でさえも、出た後にビルの陰で袋を裏返したりしていた。
それは病的であったかと思う。

その頃に 今の夫と出会った。
当時付き合いだしたばかりの一つ年上の彼は、私のそういう行動についてただ一言、
「ブランドの物で身を固めていることと同じ」と言った。
私は赤面して、その妙な行動をとるのをやめた。

しかし過剰な自意識はとどまらず髪にも及んだ。20代後半にかけて髪をずっと伸ばしていた。
トイレに困るほどまで伸びた髪を、更に伸ばすんだと誇らしげに言う私に彼は、
「丸坊主と同じ」と言った。
穴があったら入りたいと思った。

こういうことの積み重ねがあって、私は穴に入る代わりにこの人の後ろについて歩こうと思った。
それで結婚してくれと頼みこんで結婚してもらった。

 あってない。

2012/06/22

楽しい工作

これは何か。

恐竜の足だ。そのつもりだ。
 
私の働くこども図書館には「きょうりゅうのへや」という小学生向けの部屋がある。
子供たちがこの部屋に入った時に、ちょっと驚いたり、馴染んで通りすがりにさっと触ったりしてくれたらいいと思って作った。
何ザウルスかわからんが、一日半かけて制作。
勢いで作り始めたので、作業工程はかなり怪しいが今後のために一応記録。


・超適当な大きさに切った緩衝材を、削ってボンドと針金で繋いで、を繰り返し大体の形をとる。爪も作る。
  ↓
・その上から針金を縦横ななめ、適当に、でもなるべく網目状になるように巻いて形を整える。(ちゃんと立つように)
  ↓
・水で溶いた糊で新聞紙を貼りまくる。
  ↓
・安定させるためと、モリモリさせるため、足先に石膏粘土(100均で購入)を盛る。
  ↓
・乾燥
  ↓
ここで問題発生。
リアルに作りたかった私は、この後の工程も石膏粘土でやるつもりでいたのだが、
「こどもが多い場所なので軽い方が良い」と同僚に指摘され納得。
急遽、布で仕上げることに変更。
という訳で。
・爪の部分。白のフェルトを涙型っぽい扇形に切って両辺を縫い合わせ、糸を引っ張って円錐の先が爪っぽく曲がるようにする。ボンドで接着。
   ↓
・皮膚の部分。別珍みたいな布(私の服、きれいです)をざっくり切ってボンドで貼る。
  爪まわりに気をつける。切れ目を入れて布がよれないように注意する。
   ↓
・輪切りになった膝の断面は、別の布を貼る。(あまりグロくない茶色にした)
   ↓
・足の裏も足型に切った布を貼る。(見えないが玉虫色)
完成。


この制作の最大の問題点は、圧倒的に乾燥が足りてないこと。
カビが発生したら即刻足は封印、このブログも削除だな。

今のところ、小学生達は驚いたり笑ったりと、色々と反応を見せてくれて楽しい。
あの図書館には嘘っぽい恐竜の足があったなと、いつか誰かが思ってくれたら嬉しい。

それにしても、こういう制作を仕事中にさせてくれる職場っていうのは本当に素敵だ。
すごくいい。

2012/06/16

ガミコの日傘

今日は雨だし疲れも溜まっていて眠いし、一日横になっていた。
私は小さい頃からよく横になる子で、小学校高学年になっても人前で平気で寝ていた。
椅子だろうと畳だろうと。母の膝を枕に。
だからいつも母と人様の話声を聞きながら、テーブルの下と人様の手足を見ていた気がする。
今日しんとした部屋で横になりながら、ふとその光景を思い出した。
何故かわからないが、オオカミのガミコ、まして日傘

2012/06/13

岩手へ

7日の深夜、高速バスに乗っかって岩手へ行ってきました。
こちらに参加

私自身は2回目の岩手です。
相変わらずに美しい山々と海と、まだまだ先の見えない津波の痕跡を抱いた沿岸部。
ちょっとしたアクシデントもあり、半ば朦朧とした状態で始まったツアーでしたが、訪れたどの地でも明るく温かく迎えて頂きました。
いまだ興奮気味で何を書いたらよいかわからず、思い出せることといったら、みんなが笑っていて、私もよく笑ったということ。
迎えてくれた人々も、同行の漫画家さんも、イベントに来てくれた大人も子供も、みーんなよく笑っていたということ。

岩手はとにかく気持ちのいいところ。
風景、空気、波の音、料理、酒、温泉、そこに住まう人々、目も鼻も口も耳も手のひらも体全部が気持ちのいいところ。
私は縁あって岩手へ伺っているけれど、きっと東北の各地にそういうところがあるのでしょう。
穏やかに暮らせる日々が戻りますように、祈ります。

地元に密着した支援活動を続ける、規模の大きい支援団体は、まず維持することが大変と聞きました。
現実がなかなか変わっていかないから。
そこで暮らす人達、そこで支援する人達の先の見えない不安は、私なんかの想像力じゃあおっつかないだろうと思います。
それでも、なるべくもう少し、何かできやしないかと日常考えられたらと思います。

ちなみにこちらが岩手行きでお世話になっているSAVE IWATE
 →http://sviwate.wordpress.com/
ここの方々、ずっと被災地に寄り添っている、本当に優しい人たちです
本当にいいんだ、岩手。

釜石の宝来館も、盛岡の湖山荘も、必ずやまた訪れたいと思います。
私と旅行したい人はいないかえ?
岩手は人魚にだって河童にだってなれるんだぜぃ

ツアーのリアルな声はこちら(イベントの写真などアップされてます。)
   togetter「第3回 漫画家が岩手を応援するツアー」→http://togetter.com/li/318880