2011/02/11

雪を見る人

通勤途中にある渋谷の連絡通路では、普段、盲目的に歩く人々に押されるようにして、
私も寄り目のようになって歩いているのだが、今日はいつもと違う風景に、はっとして振り返った。

雪のために外で寝ていられなくなったおじさん達が、皆並んで、ぼうっと雪を見ていた。
寝床のない不安も、追い出された怒りも、雪景色への感動も、何も読み取ることのできない目で、
ただただぼうっと雪を見ていた。